リアル_モラハラ結婚FILE⑩虚言の枝葉
どうも。
かわいい猫を撫でてたら中からおじさんが出てきた夢を見て不吉な予感TOHKOです☆
家庭訪問
「男親だっていいだろっ!男親が受けてもいいってどうして思わなかったんだよっ!」
娘が小学校へあがり、最初の家庭訪問の予定をチラリと話すと、Mはこう言い放った。
理由を聞いてもはっきり言わない。
けど、どうしても自分が受けたいと言う。
ゴネ方が半端でない。
しかたなく。
担任の先生との最初の家庭訪問をMに譲った。
けどまぁ、わたしも仕事を早上がりしなくて済むし、
もしかしたらベテラン先生のトーク術やなんかを学びたいのかな~?
と思っていた。
全く不審に思わなくもなかったけど。
そもそもわたしにはお花畑発想しか頭にないので、警戒のしようがなかったのだ。
甘かったー!!
それは痛恨のミスだった。
何が起こったのか(何をされたのか)本当のところをわたしがはじめて知ったのは、家庭訪問から数週間後だった。
娘が先生から預かってきた連絡ノートに、いきなりこう書かれていた。
「お母さんが非常に多忙なのはわかりますが、〇〇ちゃんが少し可哀想な気がします。〇〇の集金、まだ持ってきていないのは娘ちゃんだけです。よろしくお願いします。」
ハタと気づいたが、時すでに遅し。
またやられた!
Mが保育園からの手紙をわたしに見せないことは時々あった。
お弁当が必要だという連絡をその日の朝に知ったりなんてことはザラにあった。
が、それまではMが問題をおこす範囲は家庭内のみだった。
まさか家の外の人にまでやられるとは。
くっそう。
わたし、なんたる失態。
Mの行動パターンをある程度熟知して予測できる気になっていた。
完全に油断してた。
Mは嫌がらせスキルを少しづつ、でも着実にアップしていたのだ。
奴の可哀想話に安易に巻き込まれず平静を保ってスルーできるのは、かなりの苦行やら徳やらを積んだ人間でなければ不可能だろう。
たいていの人は、人を信じて疑わず、助けようとする。
そして中立であろうとする。
わたしがそうだったからね。
Mみたいな人の可哀想話を聞いても鵜呑みにしない、
疑いの目をもって分別あるジャッジをする、
そういう仙人の域に到達するには、ちょっとやそっとの心構えでは難しいんじゃないかな。
実経験とかなりの知識と、そして考え方の習慣がいる。
実際。
たいていの人は、まんまと誘導されコントロールされて、行動をMに決められていく。
何よりやっかいなのは、Mはしつこい。
相手がOKするまでやるからね。
むしろ。
こんな風に愚痴ってるっぽい様子のわたしの方が問題抱えてる人にみえるだろうな。
あ~あ。
だからといって、こんどはわたしが説得に行ったのでは先生が混乱する。
混乱した人を説得する自信なんかありません。
かくして。
不運なことに娘の担任の先生は、Mにもっていかれたのだった。
先生ごめんよ・・・・。
検便
Mは娘の担任という保証人を得たのでいろいろ増長した。
数日後、小学校の検便の提出があったので娘をトイレに連れて行くと。
「てめー何してんだよ!てめーは何にもできないんだろーがぁー!あぁぁぁあ?てめーはすっこんでろっ!」
突然、リビングにいたMが怒声をあげた。
娘が動揺しておろおろしはじめたので
「お父さんがやりたいみたいだね。ちょっと待っててね」
検便テープをMに譲った。
>彼は水を得た魚のごとく、やりたい放題になっていく。
つづく