リアル_モラハラ結婚FILE⑨虚言のタネ
どうも。
アニメに詳しいという人にオススメ聞いたら真顔で美少女ものススメられドン引…TOHKOです。
病気好き
Mはビョーキが好きだ。
テレビを見ながら。
Mは隣に座っていた娘に言う。
「映ってるこの女バカだな。絶対ウツビョー。ねぇ、娘、コイツに言ってやりなウツビョー女って。」
2歳の娘はキョトンとしている。
Mには独特の言葉の観念がある。
「うつ病」とは
Mにとって何かしら「悪い人」という意味である。
この時Mは、
テレビにコメントしているのではなく、娘と話したかったわけでもなく、側にいるわたしに向けて言ったのだった。
もちろん、わたしがうつ病なのではない。
(こんな人の側にいたら、実際すぐなりそうだけど)
Mはいつでも無条件に優位に立ちたいのだ。
手っ取り早く優位に立つ手段としてMは、
「男が優れていて、女は劣っている」
という妄想的な構図を示したがった。
女性をバカにするようなことを言いたがる癖があったのは、そのため?
面と向かって言うのではM本人が間違った人間ということになるから、
テレビに向かってコメントしているように見せかけ。
その実、女性全体を侮辱する。
そうすることでMは瞬時に、その場にいる女性よりも優位に立つ。
しかも、それを子どもにも「言ってやりな」と言うことで、差別する権限を分け与え、Mと子どもは同列の仲間であるというアピールも兼ねる。
Mの脳内でのキメ技はかなり手が込んでいた。
そして、この手口をよく使った。
可哀想話好き
娘が4歳の頃の一コマ。
「オレ黙ってようと思ってたんだけど、このあいだ幼稚園の帰り、娘が突然泣いた。どうしたのか聞いたら、お母さんがだらしなくて恥ずかしいって言うんだよ。4歳の子どもがよぉ、お母さんが恥ずかしいって泣くんだぞ。」
突然そう言いだした。
「恥ずかしい」は、Mが好んで使うキーワードである。
そもそも、娘はまだわたしと自分を同じように捉えていて、拠り所だった。母親をうるさいと思うことはあっても、恥ずかしいとは言わない。
「娘が泣いて恥ずかしいと言った」という可哀想話をでっち上げれば、
わたしが自信を奪われ優位に立てると思ったらしい。
でもわたしは、一切相手にしなかった。
当たり前だけど、娘も相手にしてはいなかった。
Mには、自分の妄想をもとにものを言ったり、妄想をもとに誰かが何て言った、という虚言をでっちあげるクセがあった。
つづく