NO TITLE DAYS

人生の主人公である自分をとりもどそう

リアル_モラハラ結婚FILE⑧夫の夢

どうも。
本は積ん読派ですTOHKOです☆

 

結婚すると、Mは夢を打ちあけた。(新婚2~3日目)

 

「オレ夢ある。夢叶えたいから結婚最初の5年はキミが働いてくれ」

「後半の5年はオレ働く。それからキミはキミの夢をかなえたらいいさ」

(10年計画かよとツッコまない優しいわたし)

 

 

わたしにはその時とくに夢はなかったので、「いいよー。」と答えた

(もっと平和に暮らしたい。それが夢かな。とは言わなかった優しいわたし)

 

彼の夢とは日本語教師になって海外移住することだった。

 

若い時にしかできないことだから、やりたい。

そう力説した。


日本語教師の学校へ行きたいからカネ出してと言われ、そうした。

 

 

意気揚々と通いはじめた。

はじめは自分で行っていたが、ある時から学校へついてきてと言われた。

 

朝、子どもとMを乗せて学校まで行く。
Mは学校へ入っていく。

わたしと子どもはMの授業が終わるまで車で待機していてくれ、という。それが毎週です。

 

面倒くさいけど、でもまぁついでに散歩もできるから、一週間のうち一日ならまぁいいかと思い付き添っていた。

 

 

ところがしばらく続くとMは勉強の話をしなくなり。

 

ある日。

 

「夢のかなえ方を変えたい」

 

Mは提案をしてきた。

 

「キミは海外転勤を申し出てくれ。オレはそれを全面的にフォローしてもいいと思っている。オレはこの際、仕事はなんだっていい。パートタイマーでもいいから働きながら英語の勉強をする。そうすれば、キミと娘とオレが、ここで日本語学校に足を取られているという今の状況を一気に克服できるよね。」

という。

 

謎の提案だった。

 

わたしはMの送り迎えをやめた。

 

次の夢

しばらくして、次にMは別の夢をみつけた。(結婚2年目)

 

「探偵の本を読んだ。これが自分の天職だと気づいた。探偵学校へ行きたい。カネあるか?」

 

たしかに、小賢しいマネが得意な彼には向いているかもしれない。

わたしはこう返事した。

 

その夢を叶えたらいいさ。
でもわたしと娘はもうここで降りたい。

だって探偵業目指すなんてまるでヤクザ。

離婚する覚悟でどうぞひとつ。

 

 

後日、Mは実家の父親に告げ口しに行った。

「嫁がオレの夢をジャマする。父さんから言ってくれ」と。

 

M父が自分を援護すると思ったらしい。

でもM父はわたしの味方でもあった。

結局M父に反対された。

 

Mは言った。

「オマエがそういうなら、オマエのためにオレ夢をあきらめる(むせび泣)」

(後にこれは「オマエのせいで夢をあきらめた」と脳内変換される)

 

 

わたしは体よく離脱するチャンスを逃した。

 


次の夢

Mの兄は、そこそこM父に適応しない性格で、努力家だった。

地元からは遠く離れて実家には戻らない宣言をし、勉強して資格を取っていた。

 

そして独立して自宅をオフィスに起業した。

Mはそれを聞いてすぐさまこう言いだした。

 

「オレには在宅ワークで起業する夢がある」 (結婚3年目)

 

そう言いだしてからすぐ。

かなりの額面の開業資金を実家から借りてきた。

インターネットのビジネスをはじめた。

半年たって月収1000円、1年たってもわずかなものだった。

 

M実家からの借金は、コツコツと貯金して返した。
ときどき、借金返済のために封筒に入れていたお金がきっかり10万円づつ消える事件があった。

わたしまで夢でも見てて数え間違えたのだ、と思うようにしている。

 

 

夢と現実 の関係

さて。

 

そろそろ現実みてください夫さん。

子どもが増えてもそんな調子では困りますね。

 

わたしはMに提案した。

 

せっかく大学を卒業させてもらったのだし。

当初の夢に戻って公務員試験を受けてはどうか?

 

 

で。

 

 

現実は見えていなくても要領はいいのでMは試験をパスした。

 

 

そして。

 

 

試験に受かって肩書が本物になると、Mの態度の尊大さは想像を絶するものになった。

元から尊大だったのに、それはもう、まるでファンタジー映画に出てくる何かみたいな変貌っぷりを遂げたのだった。

 

 

どうやらわたし。

 

 

妄想世界に生きていた奴を現実世界に召喚してしまったようだ。

やっちまった。

 

 

 つづく

 

chocogumi.hatenablog.com

 

 

 


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