リアル_モラハラ結婚FILE⑰手の込んだ虐待
どうも!
Mはある俳優に激似。映画で見るとついしねって呟きますごめんねジョニーTOHKOです☆
呼び出し
ある平日の午後、Mから電話。
なんだろう縁起ワル…。
「今、仕事で外回り中。車のエンジンがかからなくなって。バッテリーかも。悪いんだけど、今パッときて嫁車を貸してくれない?あと1軒だけで終わるとこなんだけど。」
え、無理。
もうじき子どもの下校時間だから。
タクシー乗れば?
「タクシーつかまんない場所だ。すぐ済むから。15分で終わるから。」
・・・わかった。じゃあとで。
指定された場所へ行き、Mにわたしの車を貸した。
15分で終わるはずだから往復30分以内には戻ると言われた。
わたしは1時間以内に家に戻らなければならないから急いでねと伝えた。
オレの車は動かないから後でなんとかするつもり、すまないね、すぐ戻るからそこで待ってて。と言ってMは走り去った。
わたしは座って待った。
30分経っても戻らない。
45分経っても戻らない。
50分経ったよ戻らない?
ん、待てよ。
あ!
そういえば、ここってアレだ。
ゲームセンターだ!Mのホーム!なぜ仕事の外回り中にゲームセンター?おかしい!
これは・・・・罠だっつ!!!
しかも子どもが学校から戻る時間だった。
待ち合わせに指定された場所は大きなゲームセンターだった。
大急ぎで近くのバス停から家へ向かった。
あのまま待っていてもMは戻らないつもりだったのだろう。
油断していた。
ハメられるとは。
あわてふためいて家へ戻るけど。
下校時間はとうに過ぎていた。
娘が玄関前で途方に暮れる様子が目に浮かんで、心は半べそだった。
またバカな芝居にダマされた。
それから、あのバカ夫が嫌がらせの道具にまた子どもを使った。
ごめん。
あんな父で本当にごめん、娘、今いくからね。
家に着くと、玄関前に見覚えのある親子とウチの娘がいた。
仲良しのお友達とそのお母さんだった。
お友達のお母さんは怪訝そうな顔をしていた。
買い物へ向かう途中、娘が佇んでいるところに会い、今まで家の前で一緒に待っていてくれたのだそう。
そして言葉にこそしなかったが、「あらやだちょっと、あなた大丈夫?」っぽい顔をされた。
だが、すごく助かった。
ありがとうございましたとお礼を言って、一件落着。
Mは夜帰ってきてしれっと
「なーんか時間かかっちゃってぇ」
だけ。
こんなことに子どもを使うなんて。
この時ばかりは本当に生きた心地がしなかった。
Mの茶番劇にまんまと一杯食わされた。
・・・おや、ちょっと待って。
お友達母娘がいたのは、はたして偶然でしょうか…?
戦慄。
つづく